【指導者としての言葉の投げかけ ②】
私たち指導者が未来において花開くであろう、多くの才能を早い年代で詰みとってしまう危険性があることを理解していなければなりません。指導者は選手達の【未来】を預かっています。

育成年代で勝敗の中に身を置いているうちに、
「このプレーはいい」「あのプレーはダメ」
「この選手はいい」「あの選手はダメ」
「勝ったからいい」「負けたからダメ」・・・etc
『見たままを伝えるだけ』の
“コーチの言葉”や”親の言葉”が溢れて、選手達を可能性を詰んでいるかもしれません。
それは指導をしているのではなく、
【今】起きている現象だけを捉えて説明しているだけですよね。
【今だけ】の現象を観て、正解だけを伝えて、強制するだけではいけません。
『ひとりの選手の【今】のプレーに囚われるのではなく、次の【プレーの可能性】を広げて、考えさせて、自ら判断が出来る様に導く。
それは正解だけではなく、選手にプレーの選択の引き出しを増やす事。
選手には例え話をしますが、ドラえもんにはのび太を助ける為の道具がたくさんありますよね。
サッカーも同じで沢山の道具(プレーの選択)を持つ事。
たくさんの道具(プレーの選択)の引き出しを増やして、自ら判断をして選べるようにする。
但し自分で考えろって言われても、考えが無いのに自分で答えを見つける事は出来ません。
だからこそ私たち指導者の投げかける言葉(問いかける具体的な言葉)が大切になるのです。
その選手の特性を伸ばしながら、【プレーの可能性】を広げて【選手が自ら判断をしてプレーをし続けられる】言葉が必要になります。